まーずんのひとりごと

普段の出来事から、クワガタ飼育、黒柴、色んな事を記録に残したいなと思います。

産卵材の加水の仕方を考える 〜クワガタ飼育の部屋〜

産卵材の加水はみなさんは

どの段階でされている

のでしょうか?

 

 

今となっては、

本やネットなどからホントに、

色んなところから情報が

溢れており、

クワガタ飼育に、

興味のない人でも、

簡単に、理解できるほど

写真つきで、とても丁寧に

説明されてますよね。

 

では、どうして、産卵させる

ステージにおいて、マットも

大事ですが

材の加水について深く、

考える必要があるのでしょうか?

 

 

産卵セットを組むにあたり、

その中でも、特に

採卵しやすいと言われている

オオクワや、コクワでの産卵で

失敗した経験があるって人は

意外と多くないですか?

 

 

本やネットで調べると

でてくるやり方は

間違いとは思わないですが

産卵セットに投入された

♀にとっては、決して

好ましくないのではないか?

 

木に関する本を

何冊か読んだ時に

そのような事を

感じたことがありました。

 

 

殆どの場合、

 

やり方は 

 

木の皮は剥がさないで

そのまま水につける

 

 

と書いてあります。

 

 

私は基本的に普通の産卵材で

産卵セットを組む場合、

加水の直前に樹皮を

剥ぐようにしています。

 

それは、どうしてか?

 

まず樹皮は何の為に

あるのでしょう?

 

樹皮の役割は、木そのものが、

外敵から身を守る為ですよね。

 

その外敵を昆虫と見立てみれば、

 

 

昆虫、もしくはその幼虫は、

材その物は彼らの唾液によって

分解しながら食べていき、

消化はしていくことは、

できますが、

樹皮は食べられないどころか

それに含まれている

 

タンニン と リグニン

 

とよばれる物質が

幼虫にとって有害であり

有毒なんです。

 

 

マットにしても、

 

なんか食いが悪いな

というマットに巡り合った

事もあるかと思いますが、

質の悪いマットで、製造過程で

樹皮ごと粉砕しているマット

なんかも出回っています。

 

 

価格を抑えるために

樹皮を剥ぐ手間を

省いているのだと

思われますが。

 

 

木は、害虫にとって有毒である

樹皮に身を包み、その身を

守っているという事です。

 

 

鹿、熊なんかは樹皮を

食べてますが、

あれは餌となる草や葉や、

木の実が、少なくなる冬に

食べていると思われがちですが、

実は餌が豊富な春秋に

最も多く食べているという

データもあります。

 

その理由は

その種が持つ胃の特徴でもある

 

「戻し食い」

 

を何度も繰り返す事によって

引き起こされる異常発酵を

抑える為に、本能的に

消化しにくい樹皮を

食べている。

 

ということです。

 

 

動物が生き延びていくための

知恵ですよね。

 

 

 

ちなみに、

樹皮を消化できる生物は

この世でその特殊な胃を

持つ生物だけのようですね。

 

 

 

つまり、

幼虫にとって

リグニン・タンニンを

含む樹皮は

有害だという訳ですね。

 

私も、経験がありますが、

樹皮を剥がないで

そのまま水につけてしまうと

しばらくすると

 

水が茶色く

 

濁ってきませんか?

 

 

おそらく、

 

 

あの状態は、幼虫に有害な

成分が水の中に

溶け出してる状態で、

その水を木の可食部に

染み込ませている

状態ですよね。

 

 

当然 は幼虫が育つ環境を

探し、産卵するわけですが、

そうする事で

幼虫たちが、嫌う成分が

たっぷり染み込んだ材に

仕上がってしまう訳です。

 

 

わわこれが、所謂、

よく耳にする

 

「材の選り好み」

 

というものではないか

と考えています。

 

 

 

しかし、ムシたちは、自分の

子孫を残す事が存在する

理由の全てであり、その行動

の全てが子孫を残す為の行動な

わけです。

 

 

 

と言いながら、今まで

色々な状態で、産卵セットを

組んでみましたが、

よっぽど気に入らない環境じゃ

ない限り産みますけどね。

 

 

ほぼ8割ぐらいの

ごく普通に産む

適当に仕込みした材にも

産むと思います。

 

 

 ただ、

 

楽に加水させて、産卵の成功率を

上げようと思うのであれば、

樹皮がついたままの材を

そのまま水につけるのではなく、

浅く水を張ったバケツに

材を立てて、少しずつ

水を吸わせた方が

いいのかと思います。

 

 

 

さらに

もう加水とか樹皮がどうこうとか

そんなのは面倒だ!と

思う方は少し割高ですが

 

植菌材

 

が無難かもしれません。

 

 

 

どうしても採りたい。

という種に限って、

ボウズだったり ( ̄∇ ̄)

 

 

 

そんな時、かかった時間と

労力を考えると、本当に

へこたれますよね。

 

 

こうして、

色々、あーだこーだと、

苦労しながら、

ブリード楽しみたいですね。

 

 

 

 

ちなみに、植菌材は、

↓オススメです。

 

 

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